注文住宅の坪単価を比較するときに気をつけたいこと

(公開)| (更新)| 見積そろえ(運営:morati

【PR】記事内に広告リンクがあります 延べ面積には定義がある、坪単価には、無い

複数社の見積を比べるとき、坪単価(1坪あたりの建設費)を目安にすることがあります。 ただし、坪単価には法令上の定義が無く、会社によって計算の前提が異なる場合があります。

この記事で分かること

  • 坪単価に法令上の定義は見当たりません(延床面積にはあります)
  • 面積の取り方が社ごとに違い、同じ坪単価でも中身が違います
  • 実データのばらつきを公的統計で確認できます
  • 坪単価とあわせて何を見るか

「延べ面積」には定義があるが「坪単価」には無い

法令に定義があるのは「延べ面積」だけ

ポイント

「坪単価」にも「施工面積」にも、法令上の定義規定は見当たりません。

建築基準法施行令第2条第1項第四号は「延べ面積 建築物の各階の床面積の合計による」と定義しています。

同施行令の全文を検索すると、「延べ面積」の定義規定は117件確認できるのに対し、「施工面積」は0件でした。

分母にも分子にも、決まりが無い

ポイント

坪単価は、面積の取り方(分母)にも何を本体価格に含めるか(分子)にも、拘束する公的な定義がありません。

ばらつきの実データ

標準偏差が平均の約27%ある

ポイント

坪単価の相場を一点の数字で示すこと自体に幅があります。

住宅金融支援機構のフラット35利用者調査(2025年度・注文住宅・回答数3,889件)によれば、1㎡当たり建設費は次のとおりです。

  • 全国平均 35.9万円
  • 中央値 34.6万円
  • 標準偏差 9.6万円

同じ「坪単価が安い」の中身が違うことがある

分子(含める費用)が違う

ポイント

本体工事費だけで割る会社もあれば、付帯工事費まで含めて割る会社もあります。

分母(面積の取り方)も違う

ポイント

延べ床面積で割るか、ロフトやバルコニーを含めた施工面積で割るかで、同じ建物・同じ総額でも坪単価の数字は変わります。

注意

坪単価だけを横並びにして比べると、実際の総額の差とは違う印象を受けることがあります。

坪単価とあわせて確認したいこと

2つを聞けば、比べられる形になる

ポイント

その数字が何を含めて計算されているか(本体工事費のみか、付帯工事費を含むか)。

どの面積で割っているか(延べ床面積か施工面積か)。

この2つをあわせて確認すると、会社間の比較がしやすくなります

最後は、内訳を並べる

ポイント

坪単価だけでなく、内訳の入った見積書そのものを並べて確認することが必要になります。

当サイトの見積そろえは、坪単価ではなく項目ごとの内訳を並べて、 どちらかの見積にはあるが、もう片方には無い項目を確認できるツールです。

見積そろえの入力欄を開く(無料・登録不要)

まとめ|坪単価は、比べる物差しにならない

ポイント

「坪単価」には法令上の定義がありません。分母も分子も会社の裁量です。

だから坪単価だけを横並びにしても、安いほうを選んだことにはなりません。

坪単価を見るときは、何を含めた金額かどの面積で割ったかをあわせて聞きます。

そのうえで、内訳の入った見積書を並べます

どのサービスからどの書類が出てくるのかを、先に知っておきたいときは。 一括見積・無料相談サービス4件の比較で、 各社の公式サイトに何と書かれているかを確認できます。