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注文住宅の坪単価を比較するときに気をつけたいこと

2026-08-04 | 見積そろえ 編集部

複数社の見積を比べるとき、坪単価(1坪あたりの建設費)を目安にすることがある。 ただし、坪単価には法令上の定義が無く、会社によって計算の前提が異なる場合がある。

「延べ面積」には定義があるが「坪単価」には無い

建築基準法施行令第2条第1項第四号は「延べ面積 建築物の各階の床面積の合計による」と定義している。 一方、「施工面積」という言葉や「坪単価」という言葉そのものには、法令上の定義規定が見当たらない。 同施行令の全文を検索すると「延べ面積」の定義規定は117件確認できるのに対し、「施工面積」は0件である。 坪単価の分母(面積の取り方)にも分子(何を本体価格に含めるか)にも、拘束する公的な定義が無いことになる。

ばらつきの実データ

住宅金融支援機構のフラット35利用者調査(2025年度・注文住宅・回答数3,889件)によれば、 1㎡当たり建設費は全国平均35.9万円・中央値34.6万円・標準偏差9.6万円となっている。 標準偏差が平均の約27%に達しており、坪単価の相場を一点の数字で示すこと自体に幅があることが分かる。

同じ「坪単価が安い」という言葉の中身が違うことがある

会社によって、坪単価の計算に含める範囲が違う。本体工事費だけで割る会社もあれば、 付帯工事費まで含めて割る会社もある。延べ床面積で割るか、ロフトやバルコニーを含めた施工面積で割るかによっても、 同じ建物・同じ総額でも坪単価の数字は変わる。このため、坪単価だけを横並びにして比べると、 実際の総額の差とは違う印象を受けることがある。

坪単価とあわせて確認したいこと

坪単価を見るときは、その数字が何を含めて計算されているか(本体工事費のみか、付帯工事費を含むか)、 どの面積で割っているか(延べ床面積か施工面積か)をあわせて確認すると、会社間の比較がしやすくなる。 最終的には、坪単価だけでなく、内訳の入った見積書そのものを並べて確認することが必要になる。

当サイトの見積そろえは、坪単価ではなく項目ごとの内訳を並べて、 どちらかの見積にはあるが、もう片方には無い項目を確認できるツールである。

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