設計料と確認申請費用、見積書のどこにあるか|実物4社の内訳
【PR】記事内に広告リンクがあります設計料や確認申請費用は、本体工事費に含まれていると思っていた。 ところが2社目の見積書を見ると、同じ費用が独立した項目として別に立っている。 どちらが普通なのか分からない、という場面があります。
「本体工事費に含まれている」は、少数派でした。実物の見積書4社のうち、設計料・工事監理料が本体工事費に混ざっていたのは1社だけです。
確認申請費用も同じで、置き場所は会社によって違いました。諸経費にまとめる会社と、独立させる会社があります。
だから、比べるときは項目名だけでなく、その項目がどこに立っているかも見ます。
この記事で分かること
- 設計料・工事監理料の置き場所は3通り
- 確認申請費用の置き場所は2通り
- 確認申請の手数料の実額
見積書に載っていない費用の一覧は、 見積に含まれていないことが多い費用にまとめました。
設計料・工事監理料は、3通りに分かれていました
| 置き場所 | 実物での例 |
|---|---|
| 諸費用系統の中 | 2件 |
| 独立した項目(設計料・諸手数料) | 1件 |
| 本体工事費の中に混在 | 1件 |
本体工事費に混ざっていたのは、4社中1社だけでした。 残り3社は、諸費用としてまとめるか、独立した項目として立てています。 「設計料は本体に含まれているはず」という前提で比べると、独立させている会社の総額を、実際より高いと錯覚します。
私の考えとしては、この項目は総額の見た目に与える影響が意外と大きいと感じました。 設計料・工事監理料は工事そのものではなく専門家への報酬なので、置き場所を移しても総工事費は変わりません。 しかし紙の上の総額は、置き場所しだいで動きます。
確認申請費用は、2通りに分かれていました
| 置き場所 | 実物での例 |
|---|---|
| 独立した大分類 | 1件 |
| 諸費用系統の中 | 2件 |
市販の積算ソフトのサンプルでは、工事内訳の内側(諸手続・法定費用等)に入っていました。 実物には無かった置き場所です。合わせると3通りになります。
「確認申請費用は諸経費に入っている」という前提も、絶対ではありません。 独立させている会社の紙では、諸経費の欄だけを見ても確認申請費用は見つかりません。
確認申請の手数料は、自治体が金額を決めています
確認申請の手数料そのものは、会社が決める金額ではありません。 自治体や指定確認検査機関が、規則で金額を定めています。 横浜市の例では、延べ面積30㎡超100㎡以下で確認申請28,000円・中間検査28,000円・完了検査30,000円です(令和7年4月1日改正)。
この金額はあくまで横浜市の例で、自治体ごとに違います。 契約後に金額が動く行の見分け方は後から上がる箇所の見分け方にまとめました。
比べるときに見ること
設計料・工事監理料・確認申請費用が、それぞれどこに書かれているかを先に探す。
本体工事費・諸費用・独立項目のどこにあっても、金額として見積書のどこかにあるはずです。
見当たらない場合は、載っていないのか、別の場所に紛れているのかを確かめます。 見積書に載っていない費用の一般的な一覧は見積に含まれていないことが多い費用に、 工事ではない行が同じ紙に並ぶ話は「諸経費」の中身を確かめるにまとめました。
取り出した項目を並べるときは、当サイトの入力欄が使えます。 2社分の項目名を入れると、書き方の違いをそろえて並べます。入力はブラウザの中だけで処理します。
見積そろえの入力欄を開く(無料・登録不要)よくある質問
設計料が見積書に見当たりません。含まれていないということですか。
そうとは限りません。 実物では、本体工事費の中に混ざっていた例が1件ありました。 項目名で探すのではなく、金額の内側まで確認する必要があります。
確認申請費用は、必ず発生しますか。
当サイトは確かめていません。 確かめられるのは、発生した場合にどこに書かれるかの傾向だけです。
設計料が独立している会社は、割高ということですか。
そうとは言えません。 独立させているのは書き方の違いで、金額の高い安いとは別の話です。 総額で比べる前に、同じ項目が両社にあるかをそろえてください。
確認申請の手数料は、どこで確認できますか。
自治体や指定確認検査機関が公表しています。 横浜市の例は本文に書きましたが、建てる場所によって金額が違うため、個別に確認する必要があります。
まとめ
設計料・工事監理料・確認申請費用は、本体工事費・諸費用・独立項目のどこにあってもおかしくありません。
項目名で探し、見当たらなければ内側まで確認します。
本体工事費に混ざっていたのは、実物では少数派でした。 「含まれているはず」という前提を、比べる前に一度外してください。
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届くのは各社の提案で、契約前の正式な見積書とは別のものです。比べるためのものなので、会社は複数選びます。
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この記事の調べ方
- 置き場所は、家を建てた方がご自身で公開している実物の見積書9件を1行ずつ読み取ったものです。会社名と出典URLは当サイトの記録に残していますが、記事本文では社名を出していません
- 設計料・工事監理料は、実物4件で観測できました。置き場所は3通り(諸費用系統2件・独立項目1件・本体工事費への混在1件)です
- 確認申請費用は、実物3件で観測できました。置き場所は2通り(独立大分類1件・諸費用系統2件)です。別に、市販の積算ソフトのサンプル1件でも観測し、実物には無かった置き場所(工事内訳の内側)がありました
- 確認申請の手数料の実額は、横浜市の公表資料(令和7年4月1日改正)から引用しています。自治体・指定確認検査機関ごとに異なり、他の自治体の金額は確認していません
- 確かめていないこと:確認申請費用が必ず発生するか/置き場所と金額の高い安いに関係があるか/設計料の金額そのものの相場
- 本記事は実物の読み取りの整理であり、法律の助言ではありません。個別の契約についての判断は、契約書の記載と当事者間の確認によります